今回は「スマート介護士」について説明していきます!
そもそもスマート介護士ってなに??
スマート介護士という聞きなれないこの言葉。
それもそのはずで、この「スマート介護士」は2019年3月頃(平成31年3月頃)に第1回目の試験の実施が予定されている介護系資格です。
そのため、まだスマート介護士の試験に合格した人も存在しないという非常に新しい介護系資格だといえますね。
この資格の創設・試験運営を行っているのは『社会福祉法人善光会のサンタフェ総合研究所』さん(住所:東京都大田区東糀谷 6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:梅田茂)です。
実際に社会福祉法人善光会さんのこちらのホームページでスマート介護士についての詳細な説明などが掲載されています。
スマート介護士の内容や創設された経緯や背景は?
詳細なスマート介護士の内容や創設された経緯については、上記に載せているリンクからご確認いただければと思いますので、ここでは要点を引用しながらかいつまんでお伝えしようと思います。
スマート介護士の内容
まず、スマート介護士の内容について説明します。
◆「スマート介護士」とは
介護ロボット・センサー機器を組み込んだサービス提供体制を創造、設計、導入し、さらに継続的に改善するための専門性を兼ね備えた、介護の質の向上と効率化を図ることのできる介護士です。
つまり、スマート介護士はひとことで言うと、「介護ロボットやセンサー機器など、最新技術に関する知識が豊富な介護士さん」ということですね。
たしかに、介護分野は肉体的に「人」が作業を行うのが難しいこともありますし、最新技術を投入することによって利用者の利便性の向上や介護士の負担の減少につながると長期的にメリットがありますよね。
スマート介護士はどのような経緯や背景があって創設された?
次に「スマート介護士」の資格が新たに創設された経緯や背景について説明します。
◆「スマート介護士」創設の目的
高齢化が急激に進む中、介護現場では少ない人員で高品質かつ効率的な介護サービスを提供しなくてはなりません。そんな中注目を集めるのが介護ロボット・センサー機器ですが、運用の難しさからまだ普及に至っていないのが実情です。
しかし、増大する財政負担、不足する介護職員、増え続ける要介護(支援)者といった背景から、介護業務の改革をしなければならない時が迫っています。
介護士の不足や負担増、さらなる高齢化の進行などによって将来は現在以上に介護現場の混乱が予測されていますよね。
そのようなさまざまな問題に対して対応するために、介護ロボットやセンサー技術などの最新技術は非常に注目されています。
しかし、その反面そのような技術は総じて専門性が高く、適切に扱えない場合も考えられます。
そこで、そのような専門的な知識を現場で運用できるスキルをもった介護士さんを増やすことでさまざまな問題解決を図ったり、日々の業務を最適化したりすることができます。
似たようなことを私も日々感じているのですが、このまま何も手をうたないでいると将来の日本の介護現場は悲惨な状況になると思うので、是非このような体制が整っていけばと思います。
スマート介護士試験の試験概要
スマート介護士試験の試験概要について下記に整理してみました。
試験実施日 | 2019年3月17日 |
試験実施級 | Basic(初級)Expert(中級) |
試験実施エリア | 東京・大阪・福岡 |
申込締切 | 2019年1月31日 |
受験料 | Basic 6,480円 Expert 8,640円 |
問題形式 | マークシート択一方式 |
合格基準 | 約70%以上で合格 |
受験資格 | なし |
特徴としては、試験の実施内容が「Basic(初級)、Expert(中級)」と2段階に分類されている点や、受験資格が特に必要ない点などが挙げられます。
まだ具体的な試験難易度などはわかりませんが、介護現場で働いている人以外でも受験できますし、動向に注目しておいて損はなさそうですね!
おわりに
今回は「スマート介護士」について説明しました。
この資格はまだまだ認知されていないこともあり、今後の動向が気になっています。
次第に受験者数が増えていくといいなぁ。
あ、ちなみに私も受験しようと思います!(プログラミング系のことがあれば自信あるけど・・さすがに出題されないな笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!