個室を原則としており、10名程度の高齢者が一つのユニットを構成してい
る。グループ毎に食堂や談話スペースなどの共用部分を設け、また職員の
勤務形態もユニット毎に組むなど、施設の中で家庭的な環境を作り出す試
みといえる。特別養護老人ホームなどにおいて、居室をいくつかのグループ
に分けて一つの生活単位とし、少人数の家庭的な雰囲気の中でケアを行う
もの。ユニットケアは建物の構造や職員配置等の整備がなされれば完成と
いうものではなく、そうした環境の中で、暮らしを共に過ごすようなケアが展
開されるかが重要であり、また小規模ケアの実現、およびユニット単位にお
ける各利用者への、ひらかれた生活空間を目指している。