高齢者の病気やけがによる寝たきり状態の放置や社会交流の途絶から
連鎖的に生じて、寝たきりの固定化につながることが多いことから寝たき
り症候群とも呼ばれる。できる限りの自立、機能活用を図ることが必要で
ある。心身の不使用がまねく機能低下。身体的には筋や骨の萎縮や関
節拘縮、起立性低血圧等の循環器機能の低下等(低運動性症候群等と
もいう)、精神的には意欲の減衰や記憶力低下等。ケガや病気で入院し
た場合には、早期にリハビリを開始し、これらの障害を予防することが望
ましいとされている。
「廃用性萎縮 ・・・ 寝たきりやけがによるギブス固定等で、筋の活動が
長期にわたり行われないことにより起こる筋の縮小。寝たきり状態の固
定化につながるため、マッサージ等で防止する」