補聴器の種類には、携帯用(耳掛型、箱型、挿耳型骨導式など)と、集団
用がある。各人に合った機種の選定、装用方法の決定には専門医や聴能
訓練士の診断・検査を受け、装用指導などを受けることが望ましい。身体障
害者福祉法および児童福祉法において、聴覚障害者(児)のための補装具
として交付されている。聴覚に障害があって音声を聞き取ることが困難な人
たちに、外界からの音をより効果的に伝えるための増幅装置で、原理的に
は、音を拡大する機能だけである。マイクで音を集め、アンプで音を増幅し、
スピーカーで音を発生させる。これを小型化したのが補聴器である。