福祉多元主義の流れの中で、先進諸国で1980年代以降に顕在化してき
た考え方、政策である。その背景には、政府部門の肥大化と政府の失敗、
財政赤字、人口構造の高齢化の進行等がある。従来の政府、市場部門
に加え、非営利民間組織等のインフォーマル部門を福祉供給システムの
中に位置づけようとする考え方や政策を、一般に福祉ミックスという。
「福祉多元主義 ・・・ 福祉多元主義とはイギリスで発達した概念であり、
政府、民間非営利、営利企業、家族や近隣という複数の主体によってサ
ービスが提供されることを積極的に評価する」