不可欠アミノ酸とも呼ばれ、人体では、バリン、ロイシン、イソロイシン、
リジン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファンの8種
類のアミノ酸をいい、最近ではこれにヒスチジンを加えて9種類とする
ことが多い。ヒスチジンは、体内で作られるが、急速な発育をする幼児
の食事に欠かせないことから、1985年からこれも必要なアミノ酸として
加わるようになった。これら9種類のアミノ酸の含まれ方のバランスの
善し悪しでその食品のたんぱく質の栄養価が評価される。生体が必要
とするアミノ酸のうち、生体内で合成することができないか、あるいは合
成できても必要量に充たないため食物から摂取しなければならないア
ミノ酸をいう。