難聴の程度はオージオメーターを用いて計測され、ヒアリングレベル30dB
では、ささやき声は聞こえず、それより大きい声は聞こえる(軽度難聴の相
当)、70dBでは裸耳で普通の話し声は聞こえない(中等度難聴に相当)、
100dBでは裸耳で叫び声も聞こえない(重度難聴に相当)。身体障害者法
では、70dB以上の人を聴覚障害者としている。外耳から中耳の損傷によ
る伝音性難聴と、内耳・聴神経・脳のいずれかの損傷による感音性難聴(そ
の両方の混合性難聴もある)に大別される。また疾患によるものか、加齢に
よるもの(老人性)か、純音聴力検査図の形(水平型、高温急つい型)等に
よっても分類される。