結核や、公害などが原因による気管支喘息になると、呼吸器に慢性的な
障害があることになり、日常生活に支障きたすようになる。この呼吸器障
害のほかに、心臓、腎臓、膀胱、直腸、小腸などの内臓の障害が、内部
障害として障害認定されることになっている。内部障害とは、慢性の内臓
疾患などによって、日常生活が制限を受けるような障害をいう。一般的に
内部障害が問題になる場合には外見的に異常のないことが多い。手足の
欠損等外見的に異常が認められる外部障害に比較し、周囲の認識の低
さから、病期にもかかわらず職場を休めなかったり、障害の等級が過小評
価されたり等の問題がある。