病人を支え、疾患の回復をより効果的にし、治療の目的を果たすもので
ある。一般食と特別治療食とがあり、患者の全身の栄養状態や疾患の状
態、また食習慣や摂食能力等を総合的にはんだんし、医師が食事箋を出
し、それに従い栄養士が献立を作成し、調理師が料理に仕立てていく。疾
病の治療法の中で最も基本的なものとしての食事療法において供される
食事をいう。治療食において、一般治療食では男性で1,600~2,400kcal、
女性で1,300~2,000kcal程度が適用され、また、各疾患により、1日当り
400kcal~2,400kcalのエネルギーコントロール食が適応されることもある。
各栄養素は、第六次改定日本人の栄養所要量に準じて設定される。