今回は「シェルタードハウジング」について説明します!
シェルタードハウジングってなに?
シェルタードハウジングとは、高齢者が安心して住めるよう建築的に配慮した小規模集合住宅のことで、イギリス発祥のものです。
シェルタードハウジングは1950年代から建設されていたようなので、かなり長い歴史を持っているんですね。
シェルタードハウジングの特徴は?
そんなシェルタードハウジングの特徴は、「ワーデン」と呼ばれる職員が昼夜配置されており、ワーデンがシェルタードハウジングで生活している住民の一般的な援助に当たっていることです。
そのため、生活に困っていることがあったらワーデンに相談するなど、生活をサポートする環境が整備されています。
ワーデン以外にも、一般的にシェルタードハウジングの各戸に緊急時通報システムが設置されていることも特徴です。
これを活用することで、緊急時の対応をより迅速に行えるようになっています。
シェルタードハウジングの社会的な問題
利便性の高いシェルタードハウジングですが、近年問題が発生しているようです。
その問題とは、居間と寝室を兼ねたワンルーム・タイプの部屋しかなく、狭くて不便である施設や、立地条件が悪い施設、浴室などの設備が共有になった施設などを中心に、空き家が発生していることです。
これはシェルタードハウジングの設計問題のような気もしますが、せっかくの施設が利用できずにもったいないなぁと感じてしまいます。
なにか他のことで上手に活用できればいいんですけどね・・・
ベリーシェルタードハウジング
シェルタードハウジングの派生的な施設として、「ベリー・シェルタード・ハウジング」という施設があります。
ベリーシェルタードハウジングは、いわばケア付きの高齢者住宅のようなもので、施設に数名の介護者がチームとして常駐しているという特徴があります。
そのため、何らかの持病を持っている場合などは通常のシェルタードハウジングと比較してより安心に生活できる環境となっています。
おわりに
今回は「シェルタードハウジング」について説明しました。
シェルタードハウジングはあまり知名度が高くないかもしれませんが、さまざまな特徴があります。
特徴を知っておくと他の施設などを検討する際の比較対象にもなるので、ざっくりと内容を把握しておくとよいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!