残存感覚機能として、味覚、触覚、視覚、臭覚、聴覚、痛覚、運動感覚、
圧覚、温度感覚、内部感覚、平衡感覚等の感覚のどれかに障害があっ
た場合に残りの感覚のもつ機能のことで、視覚に障害があれば、聴覚、
触覚、平衡感覚などその他の残存感覚を用いて代償し、自分の置かれ
た状況を把握して対処するようになる。障害をもっている者が残された
機能を用いて発揮することができる能力をいう。残存能力は可能性とし
ての能力であるため、本人の意志により発揮されなくなることもある。
援助を行ったり自助具等を導入する際には、残存能力を損なわないよう
に十分に注意することが重要。