肛門およびその周囲の清潔を保持したり、痛みをやわらげるため、たらい
等に温湯をいれ臀部(でんぶ)を浸すこと。シャワー付きのトイレを利用す
るのと比べると手間がかかる、自宅以外では使いにくいという欠点がある
が、シャワーで洗い流す場合と比べると、肛門の血行を良好にするという
効果を期待できる。また、お尻が入るぐらいの大きめのボウルに40度前後
の湯を入れる、身体が冷えないようにして15分ほど浸かることも、手軽なひ
とつの方法である。肛門周辺の血液の循環が悪くなると、痔になりやすく
なり、排便後に座浴を行なうことで、清潔さと血行改善の両方を実現でき
る。古来、痔の治療として広く行なわれてきた方法である。