鎮痛、消炎のため、肛門、膣等に挿入している固形の外用材である。
体温によって溶け、直腸や膣等の粘膜にある血管から吸収される。
体温で溶けるように調製されているので、そのため、30度以上にな
ると変形したりするので、冷所に保存することが望ましい。坐薬は、痔
などの局所・鎮痛に使われるほか、肛門のすぐ上に位置する直腸から
薬を吸収させ炎症、嘔吐、痛み、熱発などの疾患にも使われおり、これ
らの坐薬は、飲み薬と違い胃腸障害が少なく、食事に関係なくいつで
も使える。また、効き目が速いため、屯用としてよく処方される。