足の部分浴のことで、湯水を入れた洗面器等に足を入れて洗う。足先だけ
でなく、できるだけ下肢全体を浸けるほうが効果的である。足浴しただけで
も全身のそう快感が得られ、安眠をうながす効果がある。
「部分浴 ・・・ 身体の一部分だけを湯に浸けて洗うことで、温湯により局所
の血流を促し、湯の温度と時間によっては局所だけではなく全身を温めるこ
とができ、疲労させないでそう快感を与えることができる。全身清拭の場合で
も、足や手は部分浴が比較的容易であり、望ましい。 また、足浴による温冷
交互浴は大変効果的で、温冷刺激により末梢神経管を広げ、疲労物質(老廃
物)の乳酸を体外に排出する作用により疲労を回復させる。この温冷交互浴
は足裏マッサージのような効果もある」