口腔錠のことで、内服で肝臓を通過することにより、不活化されやすい薬物
に応用される。舌下錠は小さくし崩壊が速やかにおき、舌下からの吸収を早
くさせる剤型が用いられている。急速に効果を期待するときに使用する薬で、
主に狭心症の治療に使われる。使い方としては、口の中の粘膜から速やか
に吸収させて効果を現すので、錠剤をそのまま飲み込んだり、かんだりせず、
舌の下に入れて、自然に溶かす。口の中が乾いているときは、水を少し含ん
で、舌を湿らせてから舌の下に入れる。舌下錠や舌下スプレーなどとして商
品化されている。
「舌苔 (ぜつたい) ・・・ 舌の表面が苔が生えたような状態になることで、
その上にさらに角質化した上皮細胞や食物の残りかす、細菌などが滞留す
る。口腔を不潔にしていると起こりやすい」