行動療法的考えが基本にあり、社会生活を対人場面を中心に細かく分析
し、それに対応できるように細かで具体的な学習用のプログラムを作成し、
それにもとづいて練習・実習するもの。また、社会生活技能訓練、SSTなど
とも呼ばれ、認知行動療法の一つでもある。コミュニケーションを要する日
常の出来事に対して、ロールプレイを用いて練習する。この方法の特徴とし
て、批難(批判)しない、相手の意見を受け入れる、自分の意見を適切に表
現するどの特徴があり、社会復帰を要する施設で取り入れられている。心
療内科、精神科などの病院では診療報酬を得ることも可能である。
「集団療法 ・・・ 心理的に不適応な状態にあるものを、小集団に入れて
集団活動を行うことで治療しようとする療法。社会福祉の援助においては、
援助の形態が施設、在宅のいずれであっても集団援助となることが多いの
で、集団援助技術とともに活用される場合が多い」