管の途中に薄いゴム膜を張り、一端を気管口に当て呼気を送り込んでゴム
膜を振動させることで音を出し、管の他端を口にくわえて構温する。ほとんど
練習なしで発声できるが、明瞭さに欠け、器具を持ち歩く難がある。電気的
振動を使った電気喉頭もある。喉頭癌などにより喉頭を摘出した言語障害者
の発声補助手段。
「電気喉頭 ・・・ 人工喉頭ともともいわれる。直径2.5㎝、高さ11㎝くらいの
円筒形の器械。片手で握ってちょうど手におさまるくらいの大きさ。ボタンを
押すと上の部分がビーっと振動し、その部分を喉頭があったくらいの位置に
あてながら口を動かすと声になる。電気喉頭を喉にあてる位置はポイントが
あり、このポイントをはずすと言葉には聞こえない」