脊椎断面の半側の病変は、それが出血、血栓、外傷、腫瘍のいずれで
あっても神経症候としては病変と同側の運動麻痺、識別覚・関節覚の
喪失、反対側の痛覚・温度覚の消失がみられるブラウン・セカール症候
群を示す。病変の性質のいかんにかかわらず、ある神経系に生じた病変
によって生じるその神経に特有な症状。
「神経障害 ・・・ 神経に生じた異常。分類としては、障害の部位により
中枢神経性障害と抹消神経性障害、機能面からは運動神経障害と知覚
神経障害、原因により炎症性、圧迫性、虚血性神経障害等にわけられる」