無抑制膀胱、反射性膀胱、自律性膀胱、知覚麻痺性膀胱、運動麻痺性膀胱
の5型が広く用いられている分類である。排尿をつかさどる神経(下腹神経、
骨盤神経、陰部神経)とその中枢のいずれかの器質的または機能的障害に
より、排尿機能に異常を来した状態の総称。また、神経因性膀胱には大別し
て、上位型と下位型があり、仙髄の排尿反射中枢よりも中枢側に病巣がある
場合を上位型、その反対に仙髄の排尿反射中枢よりも末梢の異常の場合に
下位型という。上位型は膀胱が無抑制収縮をする過活動膀胱ともいい、下位
型は膀胱の収縮が消失する低活動膀胱ともいいます。