昭和57年の身体障害者福祉審議会答申では、自立生活とは、四肢麻痺
など重度な障害者が、介助者や補装具等の補助を用いながらも、心理的
には解放された責任ある個人として主体的に生きることである、としている。
肉体的あるいは物理的には他人に依存しなければならない重度障害者が、
自己決定にもとづいて、主体的な生活を営むことを意味する。
「自立運動 ・・・ 重度の障害者が実社会の中で生活し、自らの力と意志で
人間としての権利を主張し、獲得して、社会の一員として参加していこうとする
運動。1970年代にアメリカで始まり、世界中の重度障害者の活動に大きな影
響を与えた」