食品中で増殖した細菌またはその産生した毒素を含む飲食物を摂取して
起こるものと限定する場合もある。食中毒はその原因別に、細菌性食中毒、
化学性食中毒、自然食中毒に分類されている。保存・着色などの目的で食
品に加えられる化学物質や食品に関係のある器具・包装や食品自体を体内
に取り入れることにより起こる急性の健康障害のうち、伝染病、寄生虫症、
栄養障害、異物、外傷などを除いたもの。また、細菌・ウイルス以外の原因
による食中毒の予防は、誤食しないということにほぼ尽きる。どのようなもの
を食べてはいけないかをよく覚えるしかない。寄生虫による食中毒は、細菌
による食中毒の予防原則の、つけない(清潔)・やっつける(加熱)を守ること
で予防できる。