消費者が自主的に団体を組織して消費生活を守るための運動は、戦前
にも生活共同組合運動があったが、昭和30年代以降、多発する消費者
問題に対して情報提供型消費者運動や、消費者の権利を主張する積極
的な運動が展開されるようになった。高度大衆消費社会の到来とともに
顕在化した消費者問題に対処するため、消費者が自らの利益を守り、消
費者主権の実現を目指して展開した運動のこと。
「消費支出 ・・・ 食料費、住居費、光熱費、被服費、等の必需的支出と
教養娯楽費、交際費等の選択的支出があり、各々の家計は所得の大き
さや家庭構成等によって、これらの配分を決定する。消費を目的に支出さ
れるもの」