観察法ではプログラムに参加している参加者の態度、行動、表情などを
十分に観察し、そこから参加者のニーズや意向を読み取る。独自の観察
力が必要ではあるが、慣れれば質問紙や面接法では得られない、参加
者の隠れたニーズを知ることもできる。社会福祉調査における資料収集
方法の一つで、面接による方法と、質問紙による方法を並んで用いられる。
「観察 ・・・ 行動を言葉を用いて確認するにとどまらず、物事の実態を理
解するために注意してみること。眼(視覚)・耳(聴覚)・鼻(臭覚)・舌(味覚)
・皮膚(触覚)の5つの感覚器官のすべてを働かせ、利用者のあるがままの
状態を的確に把握すること」