加齢住宅のための指針として基準となった、アジャスタブル性能とは、第2
段階として、車椅子常用者が使いやすいように、浴室、便所などの設備が
車椅子から移乗しやすい高さであるから、腰掛たまま使える台所の高さで
あるかなど、設備機器が操作しやすく、高さが適切であるものが備えられ
ていること。インテンシンプケア性能とは、第3段階で考えられることで、寝
たきりになった時に、寝室から便所、浴室へ介護しやすい吊り上げ機の天
井レールがつくように計画してあるなど重度の介護ができる性能を備えて
いる住宅をいう。モビリティ性能とは、第1段階として、松葉杖や車椅子の客
が訪れても、玄関からの出入りや用便、手洗いなどができるように段差をな
くして、広さを十分とり動き回りやすいように造られた住宅であること。
生涯住める住宅。一生使えるようにするため、各ライフステージに合わせて
構造や設備をいつでも簡単に手直しできるよう、あらかじめ準備しておく住
宅のことで、MAIハウス三段方式といい、Mはモビリティ性能、Aはアジャスタ
ブル性能、Iはインテンシンプケア性能を持つ住宅のこと。