結核、気管支拡張症、腫瘍、肺炎などによる。喀血が多いときには、ショッ
クや誤嚥(ごえん)による窒息に至る。処置としては、心身および局所の安
静を図り、鎮静剤および鎮咳剤を投与し、止血あるいは必要に応じて輸血
を行う。気管支あるいは肺から鮮紅色の抱沫(ほうまつ)を混ずる血液を喀
血すること。
「誤嚥 ・・・ 誤嚥 参照」
「抱沫(ほうまつ) ・・・ あわ、あぶく」
「肺結核 ・・・ 結核菌で起こる感染症を結核というが、そのうちの肺に感染
し発病したものをいう。結核は、初期感染のほとんどすべてが肺に起こる。そ
の多くが、石灰化し治療するが、初感染が強かったり、抵抗力が低下してい
ると発病しやすい。BCGワクチン接種を受けて免疫がついていれば発病しに
くい」