回想とは、過去に経験したことを思い出すことで、昔懐かしい生活用具
などを用いて、かつて自分が体験したことを語り合ったり、過去のことに
思いをめぐらしたりすることにより、脳を活性化させ、活き活きとした自分
を取り戻そうとする療法です。回想法は、欧米諸国より始まり、既にわが
国でも臨床に応用されたり、施設で取り入れられたりしています。また、
グループアプローチの言葉では、計画的な時間、回数の時間のなかで、
人生経験を高齢者に話し合わせることで彼らの記憶の回復や日常生活
の関心、コミュニケーションを深めることを目的としたテクニックのこと。