淡紅色の丘疹(きゅうしん)が指間、下腹、内股、腋の下などに多発し、か
ゆみが強い。夜間の激しいかゆみが特徴的であり、そのため不眠になっ
たり、掻き傷のため湿疹のようになることもある。罹患者(りかんじゃ)との
直接接触および布団や下着からの間接的な接触により伝染する。病院や
施設で集団発生することがある。治療には硫黄含有量軟膏、クロタミトン
(オイラックス)や硫黄浴を用いる。ダニの一種である疥癬虫(ビゼンダニ
の別称)の皮膚寄生によって起きる伝染性皮膚病。
「丘疹 ・・・ 皮膚にできる皮膚病の一種で、手でさわる事のできる病変
である(発疹)の種類、直径1cm以下の皮膚の隆起をいい、ノミアレルギー、
蚊の刺咬後、天然痘の初期などにおいて認められる」