成人した社会人であれば誰もがその意思にもとづいて行うことのできる
活動であるが、職業として介護を行う集団もある。介助員、ホームヘルパ
ー、寮母、民間の家政婦などである。職業集団として行う介護の利点は、
誰もが一定の水準の知識と技術を持ち、それを義務として安定的に、持
続的に利用者に提供できることであり、それがシステムとして容認されて
いることである。介護福祉士の登場によって、介護有資格者が年々増加
し、より安定的な質を供給できる人材として期待される。介護は、精神的・
身体的障害のために日常生活に支障がある場合に、日常生活行動の介
助や身の回りの世話をすることです。