今回は「更生相談所」について用語の意味や用法を説明します!
更生相談所とは?
更生相談所とは、ひとことで言ってしまえば、「障害者の更生を助ける場所」のことです。
更生というとちょっと堅苦しいかもしれませんが、要は障害者の日常生活を快適に過ごせるようにサポートしたり、仕事をはじめとした社会復帰をサポートしたりすることを目的としています。
そして、更生相談所には2種類あり、身体障害者更生相談所と知的障害者更生相談所に分類されています。
これらは「読んで字のごとく」なのですが、障害者の特徴に合わせて適切な更生をサポートするために、身体的な障害を持っている人に向けた更生相談所と知的な障害を持っている人に向けた更生相談所に分かれています。
相談所で相談を受ける側にとっても、相談に来る方がどんな障害をもっているかをあらかじめ分類できれば、その分野に合わせた専門家(専門職員)をそれぞれの更生相談所に配置しやすくなるので、その観点でもメリットがありますよね。
(「2つに大別しただけじゃん」と言われてしまえばそれまでですが・・・笑)
また、更生相談所の専門職員の資格として、身体障害者福祉司と知的障害者福祉司という資格があります。これは任用資格です。
身体障害者福祉司と知的障害者福祉司についての詳細な説明は今回の記事では控えますが、身体障害者福祉司はリハビリなどの運動機能回復のサポートの仕事が多く、知的障害者福祉司はカウンセリングなど、信頼関係を築くコミュニケーションの仕事が多いようです。
この更生相談所は都道府県または政令指定都市に設置されます。
なお、都道府県の設置は必須となっているため、どこの都道府県に在住していても更生相談所(身体障害者更生相談所と知的障害者更生相談所ともに)を利用することができます。
このような施設が近くにあると、いざというときに安心できますよね。
おわりに
今回は「更生相談所」について説明させていただきました。
更生相談所は障害がある方のサポートを行っているところで、障害の性質を考慮して身体障害者更生相談所と知的障害者更生相談所の2つの種類があるということをおさえておきましょう。
私は障害者の方が無理せずに社会に復帰して活躍することは、さまざまな面から考えて社会に好ましいことだと思います。
なので、このような施設がさらに認知されてほしいですし、施設数自体の増加も期待していこうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。