経口的に食物摂取ができない場合に鼻から胃にチューブを挿入して直接、
消化管内に流動食を送り込むこと。食物の通過障害、筋肉のまひ、意識
障害、神経性の食欲不振等の際に用いられる。また、広義には、チューブ
を介した栄養と言う意味で高カロリー輸液も含めることがある。その場合、
流動食を用いたものは経腸栄養、もしくは経腸経管栄養と呼ばれる。栄養
素の種類としては、栄養素のバランスや浸透圧、濃度などの違う様々な流
動食が売られている。腎不全、肝不全、慢性低栄養向けのビタミン・微量元
素製剤、免疫力を強化するためにアルギニンを添加したものなどがある。