今回は「音声障害」について説明します。
音声障害ってなに?
音声障害とは、音声を構成する四つの要素(声の音質、高さ、強さ、声の持続)のいずれかに障害が生じることです。
音源の障害であって、発語に必要な運動経路や器官の障害である構音障害とは異なる点が特徴です。
「構音障害 ・・・ 発音が正しく出来ない症状をいい、喉頭の障害である発声障害とは区別される」
また、声帯に無理な負担をかけて長時間歌い続けた時にも起こる現象です。声帯を休ませることなく無理な発声を繰り返していると、声帯が真っ赤に充血して炎症を起こしてしまいます。
その後、声が枯れたりや喉の痛みを感じたりするようになります。最終的にはポリ-プができてしまい、手術が必要になったり、ガラガラと艶のない声になってしまったりすることもあります。
普段から声帯を酷使する歌手や声優、役者などの方が発声トレーニングなどをしすぎるとこの症状を発症するリスクが高くなってしまいます。
音声障害は会話に大きく影響を及ぼすので、日々のコミュニケーションの質を大幅に下げてしまうことも特徴です。
音声障害の発生を避ける方法は?
発声するときに大きく妨げとなってしまう音声障害ですが、この音声障害を予防する方法はあるのでしょうか。
これについては、ひとことで音声障害と言ってもその発生原因は多岐に渡りますし、体質や環境などの差もあるので一概に必ず予防できると断言することはできません。
しかし、たとえば歌手の方であれば、その日の喉の状態を考慮して状態の悪い日は練習を少なくするといった工夫や、普段からマスクをして体外からの異物混入を防いだり、喉の湿度を保ったりすることも効果的です。
そのため、対象者によってケースバイケースになってしまいがちですが、ある程度リスクを減らすことができる場合もあります。
職業や環境から考えて、不安に感じた場合は医師など専門的な知識を持つ方に相談するのも大切です。
おわりに
今回は「音声障害」について説明しました。
職業や環境が大きく影響するので、今一度自分の状況を考えてみるのも大切かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!