今回は「エンパワメント」について説明します!
エンパワメントってなに??
介護や福祉分野で使われる「エンパワメント」は、利用者などの主体性、人権などが脅かされている状態において、心理的・社会的な支援をすることを指します。
その目的は、人権などが脅かされている状態に対して利用者、集団、コミュニティ等が自律性を取り戻して、その影響力、支配力を発揮できるようにするところにあります。
介護施設や福祉施設の利用者は身体的または精神的に満足のいく状態ではないことも多く、介護施設や福祉施設の運営者から雑に扱われてしまうこともあります。
(決してあってはならないことですが、近年たびたび介護士などによる暴力事件も発生しています。ストレスの多い職場でもあるため、そのようなケースに発展する可能性があることをあらかじめ知っておくことが大切ですね。)
そのような環境や状態から逃れ、安心・安定した生活を送るうえでもエンパワメントという考え方は重要になりそうですね。
なお、エンパワメントは「エンパワーメント」とも呼ばれ、英語の「empowerment」からきているようです。
また、介護や福祉分野では、利用者などが脅かされている状態において心理的・社会的な支援をする家庭を指す場合もあります。
エンパワメントの歴史的な側面
エンパワメントは1980年代以降、アメリカやイギリスを中心に発展してきた手法であり、現在では社会福祉援助活動の動向として根付いてきました。
主に、社会福祉援助活動(ソーシャルワーク)において、利用者、利用者集団、コミュニティなどが力を自覚して行動できるような援助を行うことを意味していたようです。
これは今でも変わっていませんね。
おわりに
今回は「エンパワメント」について説明しました。
個人的には、近年の介護士現場のニュースなどをみていて、エンパワメントの重要性がますます高くなっているなぁと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!