今回は「嚥下(えんげ)」について説明します!
嚥下ってなに?
嚥下(えんげ)とはひとことで言ってしまうと「口の中の食べ物や飲み物を飲み込む動作のこと」です。
もう少し医学的な説明をすると、食物が口腔(こうくう)から咽喉部(いんこうぶ)へ送られて、食道をとおり胃の噴門(ふんもん)に達することをいいます。
また、嚥下に関係する内容として、このような記述もあります。
食物が咽頭粘膜(いんとうねんまく)にふれると、反射的に飲み込む運動が起こるが、このとき食物が気管に入らないように口蓋帆(こうがいはん)があがり、鼻腔(びくう)への通路をふせぐとともに、喉頭(こうとう)の壁が気管の通路を保護するために持ち上げられる。続いて食道に蠕動(ぜんどう)運動が起こり食物は胃に送られる。
蠕動運動とは、胃周辺の筋肉の収縮によって生じたくびれが、波のように徐々に伝わっていく運動のことで、この運動が発生することによってスムーズに食物を胃に送ることができます。
嚥下困難をはじめとした問題
「ものを飲み込む」という動作を表す嚥下ですが、この嚥下が正常に行えなくなってしまうケースがあります。
それが、嚥下困難とよばれる状態です。
嚥下困難は食べ物や飲み物を飲み込めない、または飲み込みにくいといった状態になってしまうため、日常生活を快適に送るうえで非常に妨げとなってしまいます。
嚥下困難については嚥下困難ってなに? ~注意!危険な障害~という記事でまとめていますので、気になった方はご覧ください。
おわりに
今回は「嚥下困難」について説明しました。
単純に言ってしまえば食べ物や飲み物を飲み込むという動作ですが、その動作にはさまざまな部位や機能を活用していることを改めて認識しました。
その分、嚥下困難の状態になってしまうとライフスタイルがかなり変化したり、制約されてしまうなぁと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!