今回は「エコロジカルアプローチ」という言葉について説明します!
エコロジカルアプローチってなに?
あまり耳にしないこの言葉。
エコロジカルアプローチは実際に会話で出てきたときに、パッと「あぁ!あれのことね。」と理解するのが難しい言葉じゃないかなぁと個人的には感じています。
エコロジカルアプローチとは、サービスなどを受ける対象者を環境と切り放された個人と捉えるのではなく、対象者を職場や地域、家族、近隣といった集団生活の一員であり、環境との相互作用関係がある者と捉え、援助を行おうとするアプローチのことを意味します。
もう少しかみ砕いて説明すると、「サービスなどを受ける対象者も集団生活を形成している一部分として考えられるなぁ。だったら集団生活に対しても少なからず影響を及ぼしているよね。それならその人に対して援助して支えてあげて、その人にも集団生活がよりよくなるように協力してもらおう」という意味合いです。
私は「エコ」と聞いたとき、テレビのCMなどの影響からか、省エネをイメージしてしまいました。
しかし、エコロジカルアプローチの「エコ」は「環境」という意味で用いられています。
もともと「エコロジー」とは生態学のことで、人間と環境(自然環境・社会環境)の関係のシステムを研究する学問のことです。
そのため、自然環境にとどまらず、社会環境をはじめ、人間との関わり合いに対しても注目しています。
また、「エコロジカル」という言葉は、「環境にやさしい・配慮する」という意味や、「地球上の自然を大切にする、生活に根差した」という意味で使われてるようです。
これらを考慮すると、エコロジカルアプローチという言葉が生活に根差した集団生活を前提として考えていることが納得できるのではないでしょうか。
おわりに
今回は「エコロジカルアプローチ」について説明しました。
個人を集団生活の一部分として考えるという点が重要な点ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!