今回は運動処方について説明します!
運動処方ってなに??
健康を維持したり、さらにより良くしていこうとするとき、「運動」が重要な役割を果たすことは多くの方が知っていたり、体感したことがあると思います。
しかし、そのための条件として、その人の運動能力に適合したプログラムを実施しなければ、健康の維持増進にはなかなかつながりません。(ここでのプログラムとは、「どのような運動をするのが適切なのかというプラン」だとイメージして頂ければ大丈夫です。)
特に、性別や年齢によってプログラムの内容が大きく変化します。
そこで、運動を行おうとする人の医学的検査を事前に実施してデータを収集し、詳細な分析を行って、その人がより安全・効果的に運動できるようなプログラムを算定し、処方することが必要になります。
このことを「運動処方」といいます。
具体的な運動処方の内容
一人ひとりに合わせて適切にプログラムを作成し、処方する運動処方ですが、その具体的な内容はどのようなものなのでしょうか?
この点に関して、主に以下のような観点に注目してプログラムが作成されます。(今回、それぞれ一例も挙げてみましたので参考になれば幸いです。)
- 運動の種類(どのような運動を選択するか 例、ウォーキング)
- 運動強度(どれくらいの強さでするのか 例、20キロの負荷をかける)
- 運動の継続時間(何分間続けるのか 例、1時間)
- 運動の実施頻度(週・1日何回するのが良いか 例、週2回実施する)
この4つの観点以外にも、ケースバイケースで項目を追加する場合もあるようです。
同じ運動を実施する場合でも、筋肉量が多かったり、若かったりすればそれに合わせて強度や時間を調整することによってその人に適切なプログラムになります。
具体的な運動処方の内容として、こちらのホームページが参考になります。
こちらのホームページでは上記の4つの観点に加えて「実施時間帯」という項目があり、考慮されている点にも注目ですね。
運動処方のプログラムの作成方法
実際に運動処方を実施するためのプログラムを作成するためには、先述した観点・項目に沿ってプログラムを作成するのが一般的です。
そして、プログラムを作成する際に最も重要なのが、事前に実施する医学的な検査・診断の分析です。
やはり、プログラムを作成するうえで運動に取り組む人の身体的な情報は欠かすことができず、その情報の分析次第で運動処方が悪影響を及ぼす可能性もあります。(あまりにもハードな内容になってしまい関節などを痛めるなど)
そのため、運動に取り組む人にとって身体的な負荷が軽すぎず重すぎない内容の見極めが大切です。
このあたりの判断は過去の事例などを参考にするのも効果的ですね。
おわりに
今回は「運動処方」について説明しました。
運動処方は身体的な能力を維持・増進をサポートするのに効果的ですが、その反面それぞれの身体に合ったプログラムで運動を実施しなければ逆効果になるかもしれない点は覚えておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!