今回は「ウォームアップ(ウォーミングアップ)」について説明します。
そもそもウォームアップとは・・・
まず、「ウォームアップ(ウォーミングアップとも呼ばれますね。今回の記事では「ウォームアップ」で統一したいと思います。)とは何か」という点について説明します。
ウォームアップとは、ざっくりとまとめてしまえば「運動前に軽く体を動かしてケガを予防したり、運動面のコンディションを上げること」です。
もう少し具体的にまとめると・・
ウォームアップの効果についてもう少し詳しく整理してみます。
ウォームアップを適切に行うと・・・
- 筋肉や関節をはじめとする体の部位の温度が上がり、関節の可動域がひろくなったり、靭帯の機能が高まる → ケガ予防につながったり、運動のパフォーマンスが向上
- 心拍数や血流量が上がる → 心臓をはじめ血管などへ適度な負荷がかかり、強度の高い運動をした際の反動(急激に心臓へ負荷がかかるなど)をある程度抑えることができる
などの効果が期待できます。
これをみると、ウォームアップは性別や年齢を問わず、運動前に必ず行ったほうが良いことがわかりますね。
また、さまざまなメリットがあることもわかります。
ウォームアップのやり方
それではウォームアップのやり方について説明します。
ウォームアップのやり方ですが、ウォームアップは先述したような効果が得られれば良いため、特に「必ずこの体操をしなければいけない」などの制約はありません。
そのため、一般的には屈伸を行ったり、アキレス腱を伸ばしたりという準備体操や、関節のストレッチ、軽いランニングなどが行われています。
なお、一般的には軽いランニングなどを先に行ってから準備体操・ストレッチなどを行ったほうが良いとされています。その理由としては、まずランニングなどによって体を温めてから準備体操・ストレッチを行ったほうがより関節などが伸びやすいからです。
また、ウォームアップは「準備体操前の軽いランニングのこと」だと認識している方もおり、ウォームアップの定義・範囲はある程度人によって差があります。
どちらが正しいのかは微妙ですが、私は「本来目的としている運動を行うためのコンディション作り」はウォームアップに当てはまると思っているので、準備体操などもウォームアップに含まれると認識しています。
高齢者が行う運動やリハビリの場合はウォームアップがとても重要!
これまでお伝えしてきたウォームアップですが、高齢者が運動を行う際やリハビリを行う際は特に重要になります。
というのも、リハビリをする人や高齢者は一般的な若い人に比べて関節が固くなっている傾向が高いなど、さまざまな問題やリスクがあります。
そこで、そのような問題やリスクをできる限り避けるために、ウォームアップを行うことが大切です。
ウォームアップのやり方にも工夫が必要で、高齢者やリハビリに取り組む人の場合では、ゆっくりとしたテンポで体操を行うことなどが有効です。ウォームアップの内容やねらいとしては、身体を暖めてやることと関節や筋肉の柔軟性を高めることが基本となります。(これは通常の場合と同様ですね)
特にリハビリを行う場合は、普段使わないような体の部位に思わぬ負荷がかかることが予想されます。そのため、体全体をしっかりとストレッチしておくなど、通常以上の配慮が大切です。
おわりに
今回は「ウォームアップ(ウォーミングアップ)」について説明しました。
ウォームアップは軽視してしまいがちですが、さまざまなメリットがあるため、積極的に取り組みたいですよね。私も今回改めて重要性を感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!