一般に自分が今どこにいてどんな状態かわからず、あとになってその間
の記憶が存在しない。意識障害の種類としては、意識の清明度の異常で
ある意識混濁(いしきこんだく)、意識の視野が狭まる意識狭窄(いしきき
ょうさく)、意識混濁に加えて幻覚、錯覚、不安、夢幻状態(むげんじょうた
い)、興奮などを伴うせん妄や妄想状態などの意識変容がある。対象の
知覚(ちかく)や認知(にんち)、周囲への注意、思考や判断、物事に対す
る反応などの精神活動の障害された状態をいう。
「意識混濁 ・・・ アルコール中毒 参照」
「意識狭窄 ・・・ 意識の一部分の活動が低下すること、または、意識の
広がりが障害されている場合。催眠状態、解離状態などで起こり、意識
の質が変化している場合、意識変容という。朦朧(もうろう)状態」