痴呆を主症状とする原因不明の脳の器質的疾患です。脳の組織所見では、
全般的な脳萎縮(のういしゅく)、神経細胞の脱落、老人班、神経原線維変
化(しんけいげんせんいへんか)などがみられる。発病年齢は50歳前後で
女性に多くみられ、中心症状は痴呆で、記憶障害、見当識障害、視覚失認
等がみられる。老年痴呆と同一の疾患で、一括してアルツハイマー型痴呆
と呼び、その初老期発症型ではないかといわれる。初老期痴呆疾患(しょろ
うきちほうしっかん)の一つとされ、1906年、A.アルツハイマーのより報告さ
れた。
「痴呆 ・・・ 痴呆 参照」
「アルツハイマー型痴呆 ・・・ アルツハイマー痴呆 参照」