長期にわたる大量の飲酒が原因により、心身の健康を害し、円滑な社
会生活が著しく困難な状態に陥ることです。主な症状としてアルコールに
対する強い欲求・精神的アルコール依存、飲酒行動に関する抑制能力の
喪失、耐性増加に伴う飲酒量の増加、離脱症状(りだつしょうじょう)・身
体的アルコール依存などであり、しばしば飲酒行動上の異常も伴います。
アルコール依存症は従来のいわゆるアルコール中毒に相当するもので、
長期にわたる大量のアルコール摂取をめぐるさまざまな有害作用を含む
概念として推奨されています。その他、アルコール症という言い方もあり、
これはアルコールによる健康障害から社会的対応への障害性をも含む
上位概念であるが、名称が漠然としているということからアルコール依存
症への統一がなされました。
「アルコール離脱症状 ・・・ 慢性あるいは長期的なアルコール摂取のの
ちにアルコールの使用を突然中止したことにより生ずる一群の症状をさす」