上肢や下肢を随意的に動かそうとするとき、本来の目的に関係のない異
常動作が不本意におこり、さらに顔面筋や頸部(けいぶ)の筋にまで不随
意な運動が起こるため、顔が笑っているように見えたりする。緊張を伴う
ときや動作を始めようとすときに強く現れ、発語の時には、咽頭(いんとう)
や発語に関係する筋にも異常動作が現れるために、発語がなめらかでな
く、聞き取りにくくなる。脳性麻痺者(のうせいまひしゃ)にみられることが多
く、脳出血(のうしゅっけつ)や脳軟化(のうなんか)の後遺症としてみられ
ることもある。
「頸部 ・・・ 頭と胴の間の部分(くびの部分)」