援助者とサービス利用者の間の信頼性のある援助関係の成立が、援助を
成功させるための前提といえるが、そのためには、援助者がとるべき基本
的な姿勢ともいえる原則を身につけておく必要がある。一般的に容認され
ているものとして、バイステックの七つの原則といわれる援助関係の原則
をあげることができる。個別援助における援助者とサービス利用者との間
の援助関係の原則のこと。
「バイステックの七つの原則 ・・・ 個別援助における援助関係の原則、ア
メリカの社会福祉研究者であるフェリックス・バイスティックが示した。援助
者とサービス利用者の間に望ましい援助関係を成立させるために、統制さ
れた情緒的関与、自己決定、個別化、受容、意図的な感情表現、秘密保
持、非審判的態度の七つをあげている」