嚥下痛(えんげつう)、嚥下に関する神経・筋の障害、意識状態が低下して
いる場合等に起きやすい。また、入れ歯等の異物を呑み込んで詰まること
もこう呼ぶ。どちらも窒息の危険があるので、食物または異物を取り除くの
が先決である。誤飲ともいう。食物や水、唾液などが、食道ではなく気管の
方に入ってしまうこと。
「誤嚥と肺炎 ・・・ 食べ物や唾液に含まれている細菌が気管から肺に入
ると肺炎(誤嚥性肺炎)を起こす。誤嚥が起こるのは食事のときだけとはか
ぎらなく、胃液が食道を逆流して気管に入ったり、睡眠中に唾液を誤嚥した
りすることもある。食事中の誤嚥はむせるので気がつくが、眠っている間は
気づかない。嚥性肺炎の多くは睡眠時の誤嚥によるといわれている」