消毒済みの体温計を、口唇の中央から左右どちらかに30~40°斜めから
挿入、口を軽く閉じ、約5分間測定する。腋窩(わきの下)よりも体内温度に
近い値がでるが、意識のはっきりしない人や、理解力のない人の場合には
使用しない。検温方法のひとつで、舌下の温度を測定する方法である。他
に腋窩検温(えきかけんおん)、直腸検温などがある。
「腋窩検温(えきかけんおん) ・・・ 腕を下ろした状態で、腋窩に体温計を
密着してはさみ、約10分検温する方法で、体温計は、水銀部をわきの下の
中央よりやや前よりに挿入する」
「直腸検温 ・・・ 肛門から直腸内へ直腸体温計を数cm挿入して測定する
方法で、口腔検温法よりさらに短く、約3分の検温時間ですむうえ、最も正確
な体腔温度が測定できる」