今回は「グループスーパービジョン」について意味や用法などをお伝えします。
グループスーパービジョンの説明の前に・・・
グループスーパービジョンを説明するには、まず「スーパーバイザー」と「スーパービジョン」の意味を理解する必要があります。
スーパーバイザーとは
スーパーバイザーとは、簡単に言えば「管理者・監督者」のことです。
英語の「supervisor」がそのまま使われているようですね。
基本的にスーパーバイザーは医療福祉の教育現場のプロであったり、介護職のプロであることが多いです。
また、相談援助職と呼ばれるカウンセリング関連の経験が豊富な方も該当します。
一方で、スーパーバイザーに指導・監督される側のことを「スーパーバイジー」と呼びます。
スーパーバイジーも後の説明で出てきます。
スーパービジョン
スーパービジョンとは、スーパーバイザー(監督者)が自らの実務経験を活かし、スーパーバイジー(指導・監督される人)に適切な助言や指導を行うことを言います。
要は経験豊富な方から教育を受けるという意味で、専門的な知識を習得したり、スーパーバイジー(指導・監督される人)のスキルさらに伸ばすことが主な目的です。基本的にはマンツーマンレッスンになります。
個人的に考えてみても、やっぱり教科書などを利用した座学では限界がありますからね・・。
経験豊富な方から実践的に教育を受けたほうが知識やスキルを得るスピードが早くなりやすいと思います。
また、施設の利用者に対する相談や要望に答えるためにスーパービジョンが行われることも多いです。
グループスーパービジョンとは?
お待たせしました。グループスーパービジョンの説明をします。
グループスーパービジョンとは、スーパービジョンを複数人に対して行うことを指します。
そうです、そのままです笑
もう少し具体的にいうと、1人のスーパーバイザー(監督者)が複数のスーパーバイジー(指導・監督される人)に対してスーパービジョンを実施することです。
グループスーパービジョンのメリット
グループスーパービジョンのメリットとしては、
・複数人に対して一度に指導できるため、全体の時間の短縮になる。
・スーパーバイザー(監督者)だけでなく、スーパーバイジー同士での意見交換や、共通の課題を認識できる機会となる。
つまり、より効率的に教育ができるということですね。
グループスーパービジョンのデメリット
一方、グループスーパービジョンのデメリットとしては、
・マンツーマンで指導を受けられないため、一人ひとりに合わせて指導することができない。
・一回当たりのグループスーパービジョンの指導時間が、人数が多い分、通常のスーパービジョンよりも長くなる傾向にある
グループスーパービジョンは効率的に指導できるメリットがありますが、一人ひとりにしっかりと知識やスキルを定着させるには、マンツーマンでのスーパービジョンのほうが好ましいのかもしれませんね。
さいごに
今回はグループスーパービジョンについてまとめてみました。
それぞれの用語の理解もあり、読みにくかったかもしれませんが最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!