グループホームにおいては、共有スペースを取り囲むように居室を配置
し、居室を出ると皆が集うリビングがあるという空間設計を採用するところ
が多い。このように、共有スペースは、単に面積を確保するだけではなく、
建物の全体構造の中で快適な生活を実現するための配置が検討されな
ければならない。特別養護老人ホーム等の入所施設においては、個人の
居室面積と共有スペースの面積等の基準が定められており、また、居住
費については施設がユニットケアの導入をしているか否か、また入所者の
居住スペースが個室であるか多床室(相部屋)であるかによって、費用が
変わってくる。