今回は「温熱療法」について説明します。
温熱療法ってなに?
温熱療法とは、温熱を利用して局所または全身の治療を行う方法のことです。
また、熱カロリー刺激で有益な生体反応を利用して、体力の向上、抵抗力の調整に役立てようとする方法ともいえます。
この温熱療法はハイパーサーミアとも呼ばれ、がん細胞を死滅させるのに役立つのではないかという情報もあります。
しかし、私なりにインターネットで調べてみたところ、がん細胞を死滅させるという観点で見た場合、実際の効果の信憑性がうすいものやリスクが高いなどという情報が多く、実際に試すのはちょっとこわいなぁという印象を受けました。
もし、がん細胞を死滅させる目的で温熱療法を実際に試したいと思った場合、事前に医者など専門的な知識を持った方に相談してから行いましょう。
温熱療法の熱の発生方法は?
温熱療法の熱の発生方法にはさまざまな種類があります。
大まかにカテゴリー分けすると、
- 伝導熱(ホットパック、パラフィン)
- 伝導・対流熱(水、蒸気)
- 高周波によるもの(ジアテルミー、超音波、極超短波)
- 機械的振動によるもの(超音波)
などがあります。
ひとことで温度を高くすると言っても、たくさんの方法があることがわかりますね。
手軽さや専門的な器具の有無など、それぞれ特徴がありそうです。
がん以外の治療は?
がん細胞に対して温熱療法を用いるケースがあることはお伝えしました。
ここでは、がん以外にはどのような症状の治療に用いられるのかをお伝えします。
温熱療法を用いるケースの一例として、疼痛(とうつう)や知覚過敏(ちかくかびん)が挙げられます。
これらは主に血行の改善、筋肉や組織の軟化を目的として用いられます。
温めることで血行を改善するというのは、イメージしやすいですよね。(日常的なもので言えば、程度の差はありますがお風呂や温泉などでも同様の効果が実感できると思います。)
疼痛や知覚過敏について、以下に簡単にまとめておきます。
「疼痛 ・・・ ずきずきする痛み、うずく痛み」
「知覚過敏 ・・・ 虫歯でもないのに、冷たいものがしみる、歯がしみる、歯ブラシが当たって痛む、などの症状を歯の知覚過敏症という」
おわりに
今回は「温熱療法」について説明しました。
上記でも触れましたが、実際にこの方法を試す場合には、必ず専門家の意見を聞いたうえで行ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!