今回は「音楽療法」について説明します!
音楽療法ってなに?
音楽療法とは、ひとことで言うなら、音楽を媒体とする心理療法・こころのケア技法のことです。
心理療法とは、精神疾患の治療や心理的問題の解決、あるいは精神的健康の増進を目的とする理論・技法の体系をいいます。主に医師と患者の間の精神的相互作用を通じて、患者の心身に治療的変化をもたらすことが目的です。
その方法には、面接法、遊戯療法、集団精神療法、家族療法などがあり、患者の様子に合わせて方法を決定していきます。また、理論的には精神分析をはじめ数多くのものがあります。
心理療法の話が長くなってしまったので、話を音楽療法に戻します。
音楽療法は具体的には、単純に患者さんにとって心地よい音楽を聴かせることによってリラックス効果を狙うものもあれば、楽器の演奏や合唱等の集団療法として実施されるものまで、その理論や技法にはさまざまな種類があります。
前者の場合は特に音楽療法を意識しなくても、多くの方が音楽を聴くことで精神的にリラックスできることを感じられるのではないでしょうか。
後者は音楽を聴くという受け身側ではなく、自分で実際に演奏したり歌ったりという主体的な行動になります。これによって身体的な動作が加わるため、体温上昇や血流の改善などによって気分的にポジティブになったり、1つのものを創り上げる達成感ややりがいを得ることができるメリットがあります。
また、集団で行う場合にはチームで団結し、人と関わるきっかけになるのも特徴です。
なお、この音楽療法で用いられる音楽はクラシックなど、比較的落ち着きのあるものが選ばれやすいようです。
この辺りも個人差がありますが、ヘビーメタルなどの激しいジャンルの音楽は基本的に選ばれません。(これはイメージしやすいですね笑)
おわりに
今回は「音楽療法」について説明しました。
個人的には、音楽は基本的に誰でも気軽に聞くことができて環境に縛られることも少ないので、手軽に取り組めることが魅力だと感じています。
また、音楽を聴くことでちょっとしたストレス解消などにも一役買いそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!