今回は「栄養失調」について説明します!
栄養失調の意味や特徴について
栄養失調とは、自分の身体に栄養が十分に蓄えられていない状態を表します。(栄養素の量的不足や質的不足による栄養障害)
具体的な症状として、初期に空腹感を訴え、次第に無力感や頭が重たいと感じたり、四肢の冷感や貧血を引き起こしたり、性欲減退、体重減少、消化機能の低下、血清たんぱく質の減少といったケースがあげられます。
栄養失調は最悪の場合、死に至る症状ですので、軽度のものでも細心の注意を払うべきでしょう。(栄養失調が原因でさまざまな病気を発症する可能性もあります。)
しかし、ひとことで栄養失調と言っても、実際にどの栄養素が不足しているかという点はケースバイケースなので、実際の症状の判断は医師などをはじめとする専門的知識のある方に診断してもらうことが大切になります。
栄養失調になりやすい人はどんな人??
死に至る危険性もある栄養失調ですが、栄養失調になりやすい傾向にある人となりにくい傾向にある人がいます。
もちろんそれぞれの生活環境の影響がとても大きいのですが、比較的高齢者や10代・20代の女性が栄養失調になりやすい傾向にあります。
以下、高齢者や10代・20代の女性が栄養失調になりやすい理由について説明します。
なぜ高齢者は栄養失調になりやすいのか
まず、高齢者が栄養失調になりやすい理由について説明します。
高齢者の場合は、加齢および嗜好的にも肉類が食べにくくなることが多いという特徴があります。
そのため、相対的にたんぱく質の摂取量が低くなってしまい、いわゆる低たんぱく性の栄養失調に陥るケースが多いようです。
また、余談になってしまいますが、高齢者の場合は栄養失調のほか、脱水にも注意が必要とされているので、意識的にこまめに水分を補給することが重要です。
なぜ10代・20代の女性が栄養失調になりやすいのか
次に、10代・20代の女性が栄養失調になりやすい理由について説明します。
10代・20代の女性の場合は、心理的・精神的に周りの目を気にしたり、自分の体型や容姿にコンプレックスを感じてしまうという特徴があります。
そのため、ダイエットのために極端な食事制限などを行うケースがあり、そのような場合に栄養失調に陥ってしまう場合があるようです。
おわりに
今回は「栄養失調」について説明しました。
日本では恵まれたことに食物の栄養・供給の質などが向上していますから、栄養失調には比較的なりにくいと言えますが、それでも生活環境によっては栄養失調に陥ってしまう場合もあるので注意しましょう。特に高齢者や10代・20代の女性は気をつけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!