本名は、アグネス・ゴンジャ・ボヤジュ(1910年~1997年)、カトリック教会
の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。コルカタ(カルカ
ッタ)で始まったマザー・テレサの貧しい人々のための活動は、後進の修
道女たちによって全世界に広められた。旧ユーゴスラビアのスコピエに生
まれる。ロレット修道会員として、1928年、インドに派遣される。女子高校
で教えたことはあるが、カルカッタのスラムで貧しい人々への奉仕活動を
開始。1950年、極貧者の看護・医療活動を目指し、「神の愛の宣教者会」
を設立し、多くのスラムスクール、無料配給所・無料診療所、孤児院、ハン
セン病患者の療養所等を設立し、活動した。1979年には、ノーベル平和賞
を受賞。