介護・福祉知識まとめらぼ

当サイトでは、ホームヘルパー、介護福祉、また一般的な病気なども含み、介護全般に関する用語・資格情報を紹介しています。お役に立てるよう頑張ります!

な行

脳血管疾患

投稿日:

その基本的病変は、虚血性病変と出血性病変である。脳血管の閉塞で

虚血が続けば脳梗塞の過程が進み、脳の軟化が起こる。また、出血に

より、脳実質内に血腫をつくるものを脳出血、くも膜下腔に出血するもの

をくも膜下出血という。必ずしも発作で発症するわけではないが、急激な

脳の局所症状の出現する脳血管発作が基本的な症候群であり、よく知

られている脳卒中はその最たるものである。近年、高血圧症の治療の

進歩、塩分過剰摂取や動物性たんぱく質不足の改善、生活環境の向上

等により、脳卒中として発症することの多い脳出血が減少し、脳梗塞

際立っている。血管不全による脳障害で、多くは突発的に発症し、脳障

害の部位、程度によりさまざまな神経症状を呈する。


-な行

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

脳塞栓

脳塞栓は、前駆症状もなく、急激に発作が進展し、出血性梗塞に移行す ると意識障害が増し、予後も良くない。空気・脂肪・腫瘍細胞による塞栓 はまれである。成因となる疾患は主にリウマチ性心臓弁膜症、心房細動、 …

no image

脳出血

脳実質内に出血する脳内出血とくも膜下腔に出血するくも膜下出血があ る。高血圧があり、脳血管に破れやすい因子があるときにおこる高血圧 性脳出血が最も多い。発症は急激であり、意識障害、片まひ、一側の知 覚 …

no image

ニトログリセリン

ニトログリセリンは、狭心症の発作時、舌下で著効する。ニトロールより 速効性であり、その排泄も早い。揮発性であるため、長期保存をすると 効力の低下をみることがある。虚血性疾患治療剤であり、心筋梗塞や 狭 …

no image

内部障害

結核や、公害などが原因による気管支喘息になると、呼吸器に慢性的な 障害があることになり、日常生活に支障きたすようになる。この呼吸器障 害のほかに、心臓、腎臓、膀胱、直腸、小腸などの内臓の障害が、内部 …

no image

脳血管障害

脳血管障害は、脳血管の破れや閉塞による神経脱落症状としての運動 麻痺、感覚障害、言語障害や意識障害を主症状とする症候群一般をさ す。脳血管障害には、脳出血、くも膜下出血、脳血栓、脳梗塞などがあ る。脳 …